改善してきれいになりたいあなた療養風呂
昔から湯治場として利用されていた美又温泉
美又温泉の歴史は古く、江戸時代末期の元治元年(1864年)に発見されたと言われており、
静かな湯治場※1として約150年の歴史があります。
開湯当時、山陰の行商人が広島方面に向かう際には、
その湯で痛めた足を洗ったり、温めたりして痛みをとっていたと伝わっています。
また、明治37(1904)~38(1905)年の日露戦争時には、
陸軍の転地療養所として浜田21聯隊の傷病兵士が湯治場としても利用していました。
※1 湯治場・・・温泉地に長期間滞留して特定の疾病の温泉療養を行う温泉地。
皮膚のバリア機能
一部の皮膚疾患の症状を軽くするには、肌にダメージを与えないことや肌を清潔に保つこと、保湿が重要だと言われています。
美又温泉はpHが9.9と高いことから、温泉に入ると皮膚の古い角質が除去されるため、力を入れてこすらなくても、肌表面の汚れが落ちることがわかっています。
皮膚を清潔にした後重要なのがバリア機能。バリア機能には体内からの水分の喪失を防いで皮膚の水分含量を保持するという意味と、体外からの細菌や化学物質・紫外線などを容易に侵入させないという2つの意味があります。
美又温泉には皮膚の角化※2を促進する成分であるメタケイ酸が豊富に含まれており、新しい角質の形成を助けます。表皮が正常に角化すると、バリア機能が整い、保湿力のある肌に生まれ変わります。
※2 角化・・・古い角質細胞が垢や古い角質として剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わること。
また、それが繰り返されること。ターンオーバーとも言う。
美又温泉と「日本三大美人の湯」「日本三大美肌の湯」の比較
温 泉 | pH | メタケイ酸/ppmm | |
---|---|---|---|
美又温泉 アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ高温泉) |
9.9 | 81.9 | |
美人の湯 |
湯の川温泉(島根県) ナトリウム・カルシウム・硫酸円・塩化物泉 |
8.5 | 26.8 |
竜神温泉(和歌山県) ナトリウム炭酸水素塩泉 |
8.4 | 24.4 | |
川中温泉(群馬県) カルシウム硫酸塩泉 |
8.1 | 52.9 | |
美肌の湯 |
斐乃上温泉(島根県) アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ高温泉) |
9.9 | 30.5 |
嬉野温泉(佐賀県) ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉(低張性アルカリ高温泉) |
8.7 | 169 | |
喜連川温泉(栃木県) ナトリウム塩化物泉(弱アルカリ高温泉) |
8.0 | 68.5 |
美又温泉は、「日本三大美人の湯と比較してメタケイ酸が多く、pHも高い。」「日本三大美肌の湯と比較してpHが高い。メタケイ酸は嬉野温泉より低いが、斐乃上・喜連川温泉より高い。」ということが分かります。
高いpHと豊富なメタケイ酸による相乗効果で、美又温泉は「至高の美肌再生の湯」と言えます。
お客様の声Review
普段、仕事の都合で子供たちと過ごす時間が中々取れなくて、「日帰りでもいいから」と妻に相談されてショートステイプランを選びました。
お部屋で家族だけでのんびりした後には、温泉街にある足湯や貸切で使える家族風呂を楽しみました。
家族と一緒に過ごす時間がこんなにも楽しいものかと改めて再認識しました。
私自身も仕事のことも忘れ、しっかりとリフレッシュできました。これからも時間が出来たら再々訪れようと思います。
美又温泉の歴史
元冶元年(1864年)に開湯。
開湯当時は、現在は無い屋号で「湯の谷」といわれた当地を通る道の脇の岩の切れ間から湯が沸きだしていたといわれ、その湯を山陰の魚の行商人が広島方面へ行く際に痛めた足を洗ったり、温めたりして痛みをとっていたといわれています。
明治元年(1868年)に屋内入浴場が造られ、一般に利用され始めて以降、明治37(1904)~38(1905)年の日露戦争時には陸軍の転地療養所として浜田21聯隊の傷病兵士が湯治場として利用、その後温泉旅館が増えるなど、様々な変遷を経て今に至っています。
美又温泉国民保養センターは展望大浴場が自慢。都会から来てゆっくり休憩するには最適な温泉施設です。夏はホタルやカジカガエルなどが見聞きでき、秋は紅葉、冬はスキー、春は桜やつつじ見学など色々楽しめます。